2007年5月10日木曜日

中国:パクリから、先進国へ

その昔、パブロ・ピカソか誰かが言った。

「良き芸術家はコピーし、優れた芸術家は盗む」

中国ではコピー品が性懲りも無く出回る。こちらのブログ記事にも書いたように、現状では

アメリカで製作された映画のDVDが発売される前に、中国では同じものが市場に出回っている状態です。海賊版の製作業者が映画会社にスパイを潜入させていないと事実上不可能なことが、日常的に行われています。
中国が世界をメチャクチャにするより

といった状態だ。

国内メディアでも少し前に、中国にあるディズニーをそのままパクったかのようなテーマパークについて報じられた。

映像だけ見る限り、品の悪いジョークのようだ。

とはいえ恐ろしいのは、単なるパクリだと思っていた中国が、一昔前の日本よろしく、先進国の技術を盗み、品質的にも性能的にもなんら劣らないものを、オリジナルの日本製よりも安く提供することが可能になっている現在だ。日本もその昔Panasonicとして知られる松下電工が、オランダのフィリプスから高いお金で技術を買い取って今の地位を築いたわけだし、ソニーはアメリカからトランジスタの技術を高い金額で買い取った際に、一体何をするつもりなんだ?と聞かれ「小型のラジオを作って売るんだ。」と語った逸話がある。その時のアメリカの技術者の反応は『そんな小さなラジオを買うアホな奴なんているわけない。』と馬鹿にしたもんだったが、ソニーが「今に分かる」と言ったのは有名な話だ。しかし、遅かれ早かれこのようにして築いて来た日本の技術力も生産力も、いつかは中国にすべて奪われる。そして若い労働力のいなくなる日本国内には、需要も労働力もなくなり、若い世代は生きていくのに非常に苦労するようになる。少なくとも今の収入を維持することは不可能になることだろう。

世界はフラット化し、所得格差も国内地域の差ではなく、世界規模での格差が縮小する。それはつまり、日本やアメリカ、ヨーロッパを始めとする先進国の高所得が極端に減り、アジア全般、ロシア、アフリカ、南アメリカ等の所得水準が引き上げられる状況だ。そこで一番富と権力を得るのは、労働力と知力に優れる中国だろう。

既にお子さんがいる家庭なら、今のうちに子供に中国語を習わせておくのが生き残りの最前の策となることだろう。出来ることなら、自分達も中国語くらいは覚えておいて損は無いだろう。世界三大投資家のジム・ロジャーズ氏も自分の子供には中国語を習わせなさいと強く勧めている



中国が世界をメチャクチャにする




iPodで中国語三昧




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