2007年9月27日木曜日

億万長者の誕生と僧侶の死

ミャンマーで物価の高騰を受け、僧侶がデモを起こし死人が出る事件が発生している中で、先物商品市場で利益を手にし、億万長者になっている人々もたくさんいます。

っていうか、1999年あたりから商品市場が高騰するという見方はあったわけですし、Google Newsで「原材料 高騰」でニュース検索をかければ、驚く程多くの商品(ガソリン、鉄、小麦、牛乳、カップラーメン、マヨネーズ)が値上げするしかないと発表しているわけです。仮にミャンマー政府が国際商品市場の値上がりに耐えきれなくなり、悪いんだけど値を上げさせてもらうよ、というのは当たり前な行動かも、と思います。そもそも下手に政府が補助金などで介入すると将来的に問題を先送りするだけになってしまい、遅かれ早かれ手痛い問題となって跳ね返って来ます。

貧乏くじを引くのはいつも貧乏人で、金持ちはどんどん金持ちになっていくといいますが、貧乏な人って金持ちが頭を働かせてお金を一生懸命稼いでいることを忘れているんでしょうか?世界のお金の流れを予測し、トレンドを読み、将来を見据えて(始めは恐ろしい程少ない)お金を投資しているからこそ、少しずつお金持ちになっていき、世間が物価の高騰を受け嘆いている中で、儲かってるよ!と喜べるわけです。

だから、なんだろ。視点を変えると、僧侶の暴動って世の中の流れを勉強し忘れた人の逆切れ行動と見ることも可能と言えば可能です。で、こうした貧しさで人が死ぬ問題が起こるのだったら、解決策は簡単かもしれないと思うのです。

つまり、勉強しろってことです。学校で習うような勉強ではなく、世の中を見て、仕組みを覚え、それをどう使えば良いのかってことです。大昔から人間がして来た生き残りの延長みたいなものです。とても単純で当たり前なことだと思うのです。

0 件のコメント: