2008年1月17日木曜日

日本を盗む

ソフトバンクみたいにアメリカを見て、それを日本に持って来ただけでウハウハになってしまう企業もあります。パクリは金になる良い実例ですが、IT関連は米国に行って、そこで起こっていることを日本国内に持って来たら、はい成功って例が多いと思われます。

でもって日本のファッションとかは、逆に海外に持っていかれて研究されたりしています。外国人のデザイナーが、京都や奈良で日本の古くからあるデザインに感動してそれらを国へ持ち帰り、LとVが付いたようなブランドや、お前ら馬具作っていたんじゃなかったっけ?的なブランドのデザインにインスピレーションを与えている、と言うかパクられて、それが何倍と言うか何十倍的な値段になって製品化され、我々のスイーツ脳を持った女性たちによって消費されることとなります。いや、ねだられてプレゼントに買い与えている男の方にそもそも問題がって言うか、自虐的テラワロス(w

最近の銀座には多くのブランドが直営店を開いていますが、何故富裕層増加中の中国やインドではなく日本なのかと言うと、中国人の中にも確かに金持ちはいるが、一部の成功した女性だけでなく、女子高校生ですらブランド物のバッグを持っているのは日本だけだからだそうです。スイーツ(笑)を肯定してくれてありがとう。我々のスイーツっぷりは、世界的な一流ブランドのマーケティング戦略によっても肯定されてしまうほどのスイーツっぷりです。

まあ、そんな人をパクって成功するIT長者もいれば、逆に海外からパクられて浪費させられる国民もいる不思議な国です。最近はHoneysやスペインのzaraのように、国内の流行しているファッションを確かめてから、素早くパクリデザインを中国に発注し、2週間以内で納品してブームに便乗すると言う手段も多くなってきており、しかも、こうしたパクリ企業がしっかりと利益を出している姿を見れば見るほど、パクルって言うのは便利な戦略なのだと感心させられる次第でございます。

ピカソが言ったように、
良きアーティストはコピーし、
偉大なアーティストは盗む。
ってことなのでしょう。ボーダーレスとかグローバリなんちゃらとなったこの時代、アイディアを思いついたら、安く作れる工場を確保し、さっさと売り逃げするだけでお金持ちです。こんな良い世界に誰がした?

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