2008年9月25日木曜日

世界恐慌への対応は早ければ早いほど良い

http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=20601087&sid=a8B.QQmw5A8M#

Warren Buffett氏が早く政府が公的資金投入しないとヤバイからって話をしている。

サブプライム問題が小さなことだなんて見て見ぬ振りを決め込んでいた昨年に対策を施していれば、こんなに大きな問題にならずに済んだ上、投入する公的資金も非常に低く抑えることが出来たってのが大半の見方。にもかかわらず今のアメリカの政治家は選挙が大事なのか、貴重な税金をウォール街の金融業を救うことだけに投じてしまうのはオカシイと叫んでいる。確かに、金融が自分達の過ちで巨大な債務を抱えてしまったことが問題なのだけど、それが世界的な経済問題へ発展する前に何も対策を講じようとしなかった政治家にも問題があるんじゃねーか?とも思う。

いつも後手後手に回り、本来であれば必要なかった額以上の無駄なお金を投じるようになっては、それこそ国民に対して失礼なんじゃないの?ってのが政治家に対して言いたいこと。とりあえず今はさっさと公的資金を投じて、ふさぐものはふさいで、市場を落ち着かせてから、しっかりと今後の対策を議論して欲しい。

選挙の票を気にして、今すぐ取れる対策について議論しているのは、目の前で出血多量の患者が死のうとしているのに、この患者を救うのに今ある輸血を使ってしまうのは、(自業自得で招いたミスが原因でない)他の患者にとって迷惑になるかもしれないという話にも聞こえる。まずは目の前の患者を救え。話はそれからだ。

アメリカはこの辺がもっと早く行動出来ると思っていたのに、ここに来てずいぶんと愚鈍に見える。もうね、選挙の票じゃなくて他の大事なことの方を考えてね。

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